ESOPHAGUS GROUP

消化器外科

⻝道グループ

診療科の診療方針

<診療科の診療方針>

食道癌治療は、手術のみならず化学療法、放射線療法などを組み合わせた集学的治療を行います。併存疾患を多く有することが多いため(肝機能障害、呼吸機能障害、心疾患、糖尿病、重複癌など)、患者個々の状態に適した治療を行っています。術前後の補助療法は勿論、切除不能高度進行癌に対する化学放射線療法、内視鏡治療を組み合わせ、患者負担を可能な限り軽減した治療を行っています。

<主な診療領域と診療実績>

対象疾患:食道癌を主体にすべての食道良性・悪性疾患。 治療:内視鏡治療、手術(open、内視鏡下)、化学・放射線療法などほぼすべての治療を行っています。当科は日本食道学会の「食道外科専門医認定施設」であり、食道疾患に対する高度な外科手術を提供できる施設です。また、耳鼻咽喉科・形成外科と合同で行う下咽頭頸部食道癌の咽頭喉頭頸部食道切除術の再建術(遊離空腸再建を担当)なども行っています。2020年から胸腔鏡手術を導入し、さらに侵襲の少ない治療を目指しています。

<研究>

  • 食道癌術後患者における24時間多チャンネルインピーダンスおよびpHモニタリングを用いた残食道への逆流評価
  • 食道癌術後再建胃管内酸度の経時的変化についての検討
  • 食道癌術後逆流性食道炎の発症因子についての検討
  • 食道癌術後逆流性食道炎診断への内視鏡検査所見と問診所見の関連についての検討

<手術実績>

2017 2018 2019 2020 2021
食道癌 24 23 25 17 14
良性疾患 5 5 2 3 12

*食道癌は2021年は14例中13例が鏡視下手術です。
*良性疾患は食道裂孔ヘルニア、食道アカラシアなどです。
*上記以外にも2021年は耳鼻科、形成外科と合同で咽頭喉頭食道切除、遊離空腸再建術を7例施行しました。

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